書籍など

【共編著】『3step 宗教学』

当センターの岡本亮輔教授が分担執筆者として参加した書籍『3step 宗教学』(伊原木大祐・竹内綱史・古荘匡義 編)が、2022年昭和堂から出版されました。

 

【内容紹介】

生きる助けともなれば、苦悩の元凶ともなる宗教。人類の誕生以来存在し続けてきた宗教。人間はなぜ宗教という営みをするのか? 何が宗教を形作ってきたのか? 現代社会の宗教はどのような状況にあるのか? 3ステップで読者自らを問いへと誘い、宗教学の面白さと奥深さを伝える入門書。

 

【目次】

序 章 宗教学への招待――宗教を学問する 竹内綱史

第Ⅰ部 宗教について考えるために
第1章 生と死の意味――この世の生に意味はあるか 竹内綱史
第2章 悪の問題――無関係ではいられない熱い問題 根無一行
第3章 宗教と倫理――宗教を問い直す/倫理を問い直す 重松健人

第Ⅱ部 宗教学の基本テーマを学ぶ
第4章 宗教と各種データ――宗教学における量的調査との向き合い方 松野智章
第5章 宗教と呪術――異質なものへと開かれるために 伊原木大祐
第6章 祈りと宗教体験――宗教の本質を求めて 古荘匡義
第7章 神話の問題――現代人にとっての神話とは 後藤正英
第8章 儀礼と祭り――単調な日々に変化をもたらすもの 鶴真一

第Ⅲ部 宗教学の最新テーマを学ぶ
第9章 宗教と世俗――私たちは世俗的な時代に生きているのか 坪光生雄
第10章 宗教とツーリズム――なぜ聖地は増え続けるのか 岡本亮輔
第11章 宗教とスピリチュアリティ――宗教のようで宗教でない多様な思想と実践 河西瑛里子
第12章 宗教とジェンダー――変わりゆく社会における宗教の役割 猪瀬優理
第13章 宗教と政治――フランスのライシテと日本の政教分離から考える 田中浩喜
第14章 宗教と科学――両者は対立するか,調和するか 藤井修平

終 章 宗教学のこれから――「宗教とは何か」という問いを考え直す 下田和宣