学術活動・講演

【活動報告】2月25日・「Postcards from the Past: Fascist Site-seeing in Post-war Italy」の開催

メディア・ツーリズム研究センターでは、ノッティンガム大学のLara Pucci先生をお迎えし、「Postcards from the Past: Fascist Site-seeing in Post-war Italy」(過去からのハガキ:戦後イタリアにおけるファシスト遺跡観察)をテーマとした研究会を開催いたしました。

ご講演では、第二次世界大戦終了後に送られた絵葉書の流通に焦点を当ててお話しいただきました。まず、美術史の視点からファシスト時代に建てられた建築物について分析された後、それらの建築物が絵葉書として広く送られることが、その平凡化につながったというご説明をいただきました。

参加者の皆様にとっては、観光を通じて形成される視覚的な媒体と戦争、さらにはファシスト思想との関係について考える貴重な機会となり、大変有意義な時間となりました。